カラダのこと

カラダはどうなっているのか?

一言に美カラダといっても、まずはその構造を理解することから始めないといけないでしょう。

知識というのはいくらあっても困らないものです。

自分のカラダのことをどれだけ理解していますか?

他の人に自分のカラダの事を説明できますか?

意外と自分の事を知らない人多いと思います。

実際にクライアントで体の事に詳しい人はごく一部で、ほとんどの方は自分のカラダがどういう構造なのか分かっていません。

少し専門的になりますが、説明していきます。

人体は解剖学的に大きく分けると、骨格系、筋系、内臓系、脈管系(循環器系)、神経系、感覚器系の6つになります。

カラダの仕組み

骨格系

名前の通り「骨」です。

人間のカラダの骨組みとも言えます。人間は大小様々な大きさの骨200個で構成されています。

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体幹部分における骨格は、頭蓋23 脊柱26 胸壁25 合計74

体肢部分における骨格は、上肢(32×3)64 下肢(31×2)62 合計126

体幹と体肢を合わせた200になります。

骨の役割

①支持:多くの骨を組み合わせた骨格によって、内臓を支え、筋肉の付着する場を与え、身体の支柱を成します。

②運動:可動性のある関節が支点となって、付着する筋肉の収縮により、様々な運動が可能になります。

③保護:骨格は内臓諸器官を保護する。脳は頭蓋、脊髄は脊柱、心臓や肺などは胸郭といったように臓器は骨によって収められています。

④電解質の貯蔵:カルシウム、リン、ナトリウム、カリウムなどの電解質は骨に蓄えられている。必要な時に骨から引き出されて、血流によって送り出される。妊娠中に母親がカルシウムを十分に摂取できないときは、母親の骨格系からカルシウムが失われて、胎児の骨の原料になる。骨はカルシウムなどの無機物を多く含むため死後周囲の組織が失われても形をとどめることが出来ます。

⑤造血作用:骨は全体が硬い骨質で出来ているのではなく、中心部分は空洞になっている。この空洞内は血管網が発達し、多量の血液が入り、骨髄腔と呼ばれる。未分化な細網細胞の分裂によって、赤血球、白血球、血小板などの血球が盛んに骨髄でつくられる。活発な造血機能をもつ骨髄は血液が充満しており赤色骨髄と呼ばれる。年をとると、大腿骨などの大きな骨の骨髄での造血は止まり、脂肪組織に置き換えられて、黄色骨髄になります。

筋系

簡単に言えば「筋肉」ですね。皆さんが言う「筋肉」と思ってもらっていいです。

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厳密に筋は平滑筋、心筋、骨格筋の3つに大きく分けられます。

心筋は名前が表しているように、「心臓」を動かすための筋肉です。骨格筋との大きな違いは自らの意思で動かすことが出来ないということです。(不随意筋)

平滑筋は胃や腸、血管などの内臓器官の運動を行っている。平滑筋は骨格筋や心筋のような横紋がありません。焼肉で言う「ホルモン」がわかりやすいでしょう。平滑筋も心筋同様に自らの意思で動かすことはできません。

自律神経の支配を受けていることにより意思による制御はできないようになっています。

骨格を動かす器官としての骨格筋をまとめて筋系という。

 

 

筋の生理作用

①運動:筋の収縮により、その付着する骨が移動し、関節運動を行う。

②体温の調整:筋の収縮により熱を発生し、体温を上昇させる

③筋ポンプ:筋の収縮は、近接して走る静脈やリンパ管を圧迫する。筋の収縮により圧迫された静脈やリンパ管に流れる血液やリンパ液はこの作用によって循環が促進される。

内臓系

身体の腔所の中にあって簡単に取り出すことのできる臓器(器官)を、まとめて内臓という。内臓系は消化器(胃腸など)、呼吸器(肺・気管など)、泌尿器(腎臓・膀胱など)、生殖器(男性器・女性器)、および内分泌腺(下垂体・松果体・甲状腺など)で構成される。

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脈管系(循環器系)

脈管系は、血管系とリンパ管系から構成され、体内に血液とリンパ液を循環させる輸送路で、循環器系とも呼ばれる。

血管系は心臓を含む人体各所に血液を送る血管のことで、リンパ管系はそれ以外の組織でのリンパ液を循環させている。

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神経系

全身を構成する器官や細胞が、ひとつの目的に向かって行動を起こしたり、あるいは協調して共存環境を維持する為には、これらの諸要素を連絡し調整する機構がひつようである。神経系は、神経細胞から出る神経線維という細く長い突起によって、各器官や細胞などに一定の指令を伝達する。

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感覚器系

感覚器は外界の物理的または化学的な刺激を受容する器官系で、視覚器・平衡聴覚器・嗅覚器・臭覚器・味覚器がこれに属する。皮膚も触圧覚や痛覚などがあるため感覚器の一つに数えられている。

 

 

公開日:
最終更新日:2016/09/23