褐色脂肪細胞が熱を発生させるメカニズム

      2017/05/31

褐色脂肪細胞を活性化させることで代謝上げよう!

褐色脂肪細胞を活性化させることでより「美カラダ」に近づけるかもしれません。

素潜りをする海女さんの褐色脂肪細胞は約70g、北欧地域での凍死者を解剖した結果、200~300gの褐色脂肪細胞が認められたそうです。一般の成人で約40gですから、かなり多いですね。

これが、どういうことを意味するのか?

厳しい寒さや運動によって自律神経の交感神経が刺激されると、脳から「ノルアドレナリン」という神経伝達物質が分泌されます。脂肪細胞の表面にはこの物質に反応する受容体(βー3アドレナリン受容体)という受け皿があります。

白色脂肪細胞にある受容体が運動などによる刺激を受けると、細胞内の脂肪が分解されて血中に溶け出します(遊離脂肪酸)。ただ、これだけでは痩せません。あくまで血中に溶け出しているだけの状態のため、何らかの形で使われないと、再び白色脂肪細胞に取り込まれてしまいます。

どんすんの?

はい、ここで褐色脂肪細胞の出番です。褐色脂肪細胞の表面の受容体が刺激されると、UCP1という特殊なタンパク質が働いて、溶け出した血中の脂肪を取り込み、熱に変えて体外に放出してくれます。

ほほぅ・・・・・・????

ほとんどの方はこんな感じになっているでしょう。これが理解できるのはその手のことを勉強してきた人しかピンと来ないと思います。

さぁでは、もっと具体的に説明していきましょう。

褐色脂肪細胞は刺激が入ると熱を発生してくれる。

その方法は、寒さを身体が感じたり、運動によって刺激を受けた時に起こる。物を食べた時も起こっていると思います。

簡単にいえば褐色脂肪細胞のある部分を冷やせってことですね。そうすることによって身体が寒さを感じれば体温を上げなければいけないため褐色脂肪細胞が活性化してくれるということ。

運動で言えば、肩甲骨周りを良く動かせってことですね。

何はともあれ褐色脂肪細胞が活性化しやすい状態を作ればいいということ。

常日頃からできることといえば冷やすのはあまり現実的ではないような気がするので、肩甲骨周りに刺激を入れるのが一番やりやすい方法だと思います。

タオルを頭の上で引っ張って肩甲骨寄せたり、水泳(クロール)なんてのもいいでしょう。

ストレッチなんかも効果的だと思います。

ストレッチは明日からでも、今この瞬間からでも始められると思います!

肩甲骨周りを動かして筋肉痛なんてことになったらその周辺の褐色脂肪細胞が今まで全然働いていなかったなんてこともあるでしょう。逆によく動かせるようになればいいことがありそうですね。

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